てるって云って下さい。」
八重ちゃんが乱暴に階下へ降りて行くと、漠々とした当のない、痛い痛い気持ちが、ふくらがって、いっそ死んでしもうたなら[#「いっそ死んでしもうたなら」に傍点]と唄い出したくなる。
メフィストフェレスがそろそろ踊り出したぞ! 昔おえらいルナチャルスキイとなん申します方が、云ってござる。
――生活とは何ぞや? 生ける有機体とは何ぞや? ルナチャルスキイならずとも、生活とは何ぞや! 生ける有機体とは何ぞや! 落ちたるマグダラのマリヤ! ワッハ ワッハ。
死ぬんだ!
死ぬんだ!
自己保存の能力を叩きこわしてしまうのだ。私は頭の下に両手を入れると、死ぬる空想をした。毒薬を呑む空想をした。
「お女郎買いに行くより、お前が好きになった。」何と人生とはくだらなく[#「くだらなく」に傍点]朗らかな事であろう――。
どうせ故郷もない私だ、だが一人のお母さんの事を思うと、切なくなる。泥棒になってしまおうかしら、女馬賊になってしまおうかしら……。別れた男達の顔が熱い瞼に押して来る。
「オイ! ゆみちゃん、女給が足りない事よく知ってんだろう。少々位は我慢して階下へ降りとくれ
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