同じことを言い出したわたしを、畜生だの、阿魔だの、くたばれだのと悪口雑言をなさるのがわからないじゃありませんか――わたしと寝るのがいやならば、あの奥の間の二人をどうするのですか。それがどうもできない限り、お前はわたしの頼みを聞いてくれない理由はありません。いやいや、もう今となっては、そんな生ぬるいことじゃありません、お前という人は、どうしても、わたしの命令に絶対服従から免れることじゃないのよ、友さん、わたしは、お前が好きで好きでたまらなくなった」
「馬鹿、畜生、阿魔、そんなことが聞いていられるか! どうするか見やあがれ」
「どうともしてごらん、煮るとも焼くとも、横にするとも縦にするとも、わたしの身体《からだ》を今晩は友さんに、そっくり上げるわ、好き自由に、いいようにして頂戴」
「うむ――」
「まあ、あつらえたように、そこに蒲団《ふとん》も枕も出してあるわ、あのお雪さんていう子、なんて粋《すい》の通る子でしょう」
「ちぇッ、どうするか見やあがれ、このかってえ坊[#「かってえ坊」に傍点]!」
と米友が怒罵して、ぐっと炉辺に仁王立ちになって再び叫びました、
「かってえ坊[#「かってえ坊」に傍
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