、聞いていて、さすがの主膳を撞着せしむるものがある。
家族の罪か、早熟のせいか、主膳をして、ほとほとその原因を究めさせたくなるほどにマセ[#「マセ」に傍点]た奴がある。
自分が胴元となって、本式にばくち[#「ばくち」に傍点]をかり催す手際を見ていると末怖ろしくなる。
主膳がかくの如く、如是《にょぜ》の少年をかき集めて、野性そのままの露出を妨げないものだから、子供たちは、こんないい監督のおじさんは無いと思う。
まだ白いと思っている新入生が、二三日してみるみる赤くなってしまう。
善良の面影《おもかげ》のあった新入生が、このグループへ連れて来られると、見る間に塗りつぶされて行くめざましさを、主膳は舌を捲きながらも、痛快にながめている。
且つまた、流行物を移入することの迅速なる手際。これもまた子供わざと思えないのです。
たとえば、メリケン遊びというのがある。
芝生の上へ広く四隅に人を配置して、一人が球《まり》を投げると、それを一人が棒で受け飛ばしたり、手で受けとめたりして、その度毎に一種異様な声を張り上げて、
「フラフラホウ、フラアラアキャット」
というようなことを叫ぶ。
真
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