どちどち
どんちんかん
みょうちゃがろくすん
とうらい、みょうらい
きうす、きうす
さんでん、しんでん
こんにゃか、ぶうくぶっく
は、きくらい、きくらい
きうす……
[#ここで字下げ終わり]
これはもとより何の意味だかわからないが、清澄の茂太郎が近づいて来たことがわかります。
白雲の詩吟が、これで、すっかり打ちこわされてしまいました。
留守にあっては、この時分になって、ようやくマドロス氏も、多年の眠りからさめました。
醒《さ》めて、そうして、まだ醒めきらぬ酔眼をとろりとさせて、室内を見廻すと、誰もいないが、さながら自身のためにしてくれたもののように、カンカンと燭光《しょっこう》はかがやいているし、炉炭も適当に加わって、寝ざめの具合が、いかにも快適なものですから、納まり返って、
「モッシュウ、モッシュウ」
と意味不分明なる呼び名をしてみましたが、誰も来るものがありません。
かなり時も経《た》ったろうが、さあ今晩はどこへ寝かしてくれるのだろう。あんまり静かだ。快適もいいが、こうなってみると、なんだか置いてけぼりにされたような気持もしないではない。そこで再び、
「モッシュウ、モッ
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