の風車を思い出して泣きます。
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碓氷峠のあの風車
誰を待つやらクルクルと
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その碓氷峠は想望するのみで、ここから見ることはできないが、小仏峠はすぐ眼前に聳《そび》えているのがそれです。東へ向っていたのをグルリと西へ向き返って見ると、高原の鼻の先にお内裏雛《だいりびな》のお后《きさき》にそっくりの衣紋《えもん》正しい形をしたのが小仏山で、駒木野の関所から通る小仏峠道はその上を通ります。
小仏の背後に高いのが景信山《かげのぶやま》で、小仏と景信の間に、遠くその額を現わしているのが大菩薩峠の嶺《みね》であります。転じて景信の背後には金刀羅山《こんぴらやま》、大岳山《おおたけさん》、御岳山《みたけさん》の山々が続きます。それから山は再び武蔵野の平野へと崩れて行くのだが、小仏の肩を辷《すべ》って真一文字に甲州路をながめると、またしても山また山で、街道第一の難所、笹子の嶺《みね》を貫いて、その奥に甲信の境なる八ケ岳の雄姿を認める。富士をのぞいてすべての山がまだ黒い時分に、まず雪をかぶるのは八ケ岳です。
こうして見ると高山があり、峻嶺があり、丘陵が
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