蜍`自身から出発して、矢張徹底的な客観的論理学に到着したものは、E・ラスク(西南学派)である。論理学は真理価値を問題とするものであるが、真理と云えばまだ何等か主観的な観点が混入するので、真偽を絶した無対立の価値が最後の論理学的なものだ、と彼は考える。
 其他近代の論理学に数えられるものには内在論者のシュッペや、ヴント、ランゲ、リール、其他を数え得るが、最後に、形式論理学の最も徹底した形態として、数学的論理学を挙げねばならぬ。形式的論理学本来の形式性と機械的性質とを、最も露骨に強調したものは恐らくW・S・ジェヴォンズ[#「W・S・ジェヴォンズ」は太字]だろう。彼はW・ハミルトンやG・ブールの影響を受けて、論理学上の操作を数学的な記号によってひたすら矛盾律のみに手頼って行おうという思想を展開し、遂に論理学的計算機までも設計するに至った。この種の論理学は一般に記号的論理学とか数学的論理学とか、乃至は論理計算とか Logistik とか呼ばれる。(ジェヴォンズ自身は之を純粋論理学と呼んでいる。)現代に於てこの立場を代表するものはB・ラッセルやL・クーチュラー等であり、ラッセル[#「ラッセル」は
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