唐盾嘯奄盾撃盾ie (in Erinnerungsgabe fu:r M. Weber, ※[#ローマ数字2、1−13−22]) S. 152, 153, 158, 160―161, 163―165〕 を見よ。
[#ここで字下げ終わり]
レーデラーによるイデオロギー論としての文化社会学は、彼自身の意志とは関わりなく、要するに「文化社会学」であって、(マルクス主義的)イデオロギー論[#「イデオロギー論」に傍点]などではない。それは単に――又しても――精神の社会学[#「精神の社会学」に傍点]に外ならなかっただろう*。実際レーデラーによれば、「文化の社会学的考察は哲学的唯物論[#「唯物論」に傍点]と、原理的には何の関係もない」のである**。――この状態は吾々に何を物語るか、外でもない文化社会学が「文化社会学」である限り、イデオロギー論[#「イデオロギー論」に傍点]となることが出来ない、という既に述べた一つの事実である。だが一方文化社会学は――レーデラー自身も企てたように――イデオロギー論となるのでなければ、文化社会学でさえあることが出来なかった、それも吾々はすでに見ておいた。
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* H・フライアーは文化社会学を「精神的文化の実在社会学」、「精神の実在科学」等々として規定する。そして「真に正しい形態のイデオロギーの問題」がそこでこそ取り上げられ得ると云うのである。――だが彼によれば、マルクス主義的なイデオロギー概念は、精神的連関に何等の積極的な役割をも与えない処の袋路に過ぎない。それに一体マルクス主義は、あまりに時事問題中心的であり、闘争中心的であり過ぎていけないそうである(Soziologie als Wirklichkeitswissenschaft, S. 107―109.)
** Aufgabe einer Kultursoziologie, S. 149 ――吾々はレーデラーと殆んど同じ態度の「マルクス主義」をM・アードラーの知識社会学の内にも見出さねばならぬ。「知識の社会的構造」は「経験の先験的に社会的なもの」である、社会とは、カントの空間や時間や範疇と同じに、「先験的(先天的)図式である。吾々は意識[#「意識」に傍点]と意識の法則性を最後の事実として、それから出発する」、「マルクス主義は精神的一元論から出発する」、「マルクス主義は唯物論とは何の関係もない」云々(M. Adler, Wissenschaft u. soziale Struktur ――前掲書―― S. 187, 189, 192, 210 を見よ)。
[#ここで字下げ終わり]
さて吾々は要約する時に来た。
「文化社会学」と名乗る「社会学」は、ドイツ観念論哲学――ヘーゲルのカントの又遠くはスコラからさえの――社会学的な分析に外ならない。それはドイツ古典哲学の終焉の後に、社会学という保護色の下に今日まで生きのびた、落胤である(アルフレッド・ヴェーバーの歴史主義的伝統に於ける文化社会学は、この点を最も好く代表していはしなかったか)。それは云わば一つの――尤もカルヴィニズム運動などに較べるべくもなく小規模ではあるが――資本主義の精神[#「資本主義の精神」に傍点]だったのである。だから夫は今日マルクス主義的イデオロギー論と、同じ戦野に於て正面的に対峙せざるを得ない歴史的宿命を有っている。で文化社会学は今や、資本主義のこの「精神」を、即ち又文化[#「文化」に傍点]を、その必然的な衰亡[#「必然的な衰亡」に傍点]から救済[#「救済」に傍点]するために、或いはマルクス主義と一戦を交えようとし、或いはそうでなければマルクス主義と妥協しようとする(マックス・シェーラーの文化社会学乃至知識社会学は前者であり、エミール・レーデラーの文化社会学などは後者である)。――かくて、わが「文化社会学」は、今や当然なことながら、ブルジョア観念論一般[#「ブルジョア観念論一般」に傍点]と共に、その行動と運命とを頒たねばならないだろう。「文化社会学」の終る処に、真の文化社会学[#「文化社会学」に傍点]が始まるのである。
[#改段]
[#1字下げ]第五章 知識社会学の批判[#「第五章 知識社会学の批判」は中見出し]
[#3字下げ]一[#「一」は小見出し]
「知識社会学」は文化社会学[#「文化社会学」に傍点]の一つの――併し最も主なる――部門である。吾々は今知識社会学の、論理学的[#「論理学的」に傍点]なイデオロギー条件を主として分析しよう。人々はここでイデオロギーに於て、論理的条件と歴史的条件[#「歴史的条件」に傍点]とが、どれ程完全に平行するものであるかを知るべきだ。
知識社会学は、社会学の非常に新しい一つの分枝である。それは精々
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