/\、手代《てがわ》りでやるだな。野良番が四人《よったり》に、此家の作代に、俺《おら》が家の作代に、それから石山さんの作代に、それから、七ちゃんでも舁《か》いてもらうべい」
野良番四人の為に蓆の上に膳が運ばれた。赤児の風呂桶大《ふろおけほど》の飯櫃《おはち》が持て来られる。食事|半《なかば》に、七右衛門爺さんが来て切口上で挨拶し、棺を舁《かつ》いで御出の時|襷《たすき》にでもと云って新しい手拭を四筋置いて往った。粕谷で其子を中学二年までやった家は此家《ここ》ばかりと云う程万事|派手《はで》であった故人が名残《なごり》は、斯様《こん》な事にまであらわれた。
四
「念仏でもやるべいか」
と辰爺さんが言い出した。「おい、幸さんとこの其児、鉦《かね》を持て来いよ」
呼ばれた十二三の子が紐《ひも》をつけた鉦と撞木《しゅもく》を持て来た。辰爺さんはガンと一つ鳴らして見た。「こらいけねえな、斯様《こん》な響《おと》をすらァ」ガン/\と二つ三つ鳴らして見る。冴《さ》えない響がする。
「さあ、念仏は何にしべいか。南《な》ァまァ陀《だ》ァ仏《ぶつ》にするか。ジンバラハラバイタァウンケ
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