q会社《エイレイテド・ブレド・カンパニイ》――。あめりかの観光客。古着売買のゆだや人とかれの手押車。屋根に荷物置きの小欄干のついた箱みたいなタキシ。「|すっかり盲ら《トウタル・ブラインド》」とか「|かなり盲ら《クワイト・ブラインド》」とかと細かい区別を明表した大きな紙札を首から下げている乞食。労働者の辻演説。慈善花うり娘。相乗りのモウタア・サイクル。道路工事。石炭配達者。深夜の屋台店。宣伝掲示「|英産品を買え《バイ・ブリテシュ・グッズ》」。海外侵略の英雄像と欧洲戦争記念物の林立。歩道画家《ペイヴメント・アウテスト》。広場と芝生――夜門を閉めるのが公園・一晩じゅう明けはなしなのが共有地《コンモン》――陽にやけた植民地の青年。雀。犬。老大木。

   おぺら・ぐらす

 六月二十三日――ロウヤル・アルバアト会館《ホウル》にロウヤル・コウラル協会の「ヒアワサ」を見る。ロングフェロウの詩をコラリッジ・テイラアが抜萃《ばっすい》作曲したのを、フェアベイルンが演出しているのだ。音楽指揮マルコム・サアジェント博士。ヒアワサの結婚祝い、ミネハハの死、ヒアワサの出発の三幕に別れている。一大合唱と群集運動
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