は略します。
それから、また、本体に附属した後光がある。船《ふな》後光の正式は飛天光という。天人と迦陵頻伽《かりょうびんが》、雲を以《もっ》て後光の形をなす。その他|雲輪光《うんりんこう》、輪後光、籤《ひご》の光明(これは来迎仏《らいごうぶつ》などに附けるもの)等で各々|真行草《しんぎょうそう》があります。余は略す。
台坐には、十一坐、九重《ここのえ》坐、七重《ななえ》坐、蓮坐、荷葉《かよう》坐、多羅葉《たらよう》坐、岩《いわ》坐、雲坐、須弥《しゅみ》坐、獅子吼《ししく》坐、円坐、雷盤《らいばん》坐等で、壇には護摩壇、須弥壇、円壇等がある。
天蓋《てんがい》には、瓔珞《ようらく》、羅網《らもう》、花鬘《けまん》、幢旛《どうばん》、仏殿旛等。
厨子《ずし》は、木瓜《ぼけ》厨子、正念《しょうねん》厨子、丸厨子(これは聖天様を入れる)、角厨子、春日《かすが》厨子、鳳輦《ほうれん》形、宮殿《くうでん》形等。
その他、なお、舎利塔、位牌、如意、持蓮《じれん》、柄香炉《えこうろ》、常花《とこはな》、鈴《れい》、五鈷《ごこ》、三鈷、独鈷《とっこ》、金剛盤《こんごうばん》、輪棒、羯麿《かつ
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