ごとく彦《ひこ》といいます。ひこ[#「ひこ」に傍点]とは日の子供です。これに対して、女子は姫といいます。ひめ[#「ひめ」に傍点]とは日の女です。だから、人は男女いずれも神になり得る資格があるのです。すなわち神の子であるわけです。賢愚、善悪、美醜を問わず、いずれも神の子であるという自覚をもって敬愛することが大事です。ただし自分が神の子であること、神になるりっぱな資格があることを、互いに反省し、自覚しなければ何もなりません。
 仏陀は自覚した人[#「仏陀は自覚した人」は太字] 仏教の教えも、ちょうど、それと同じです。一切の衆生《ひとびと》には、仏となる素質がある。(一切衆生悉有[#二]仏性[#一])いや「衆生本来仏なり」で、素質があるのみならず、皆仏であるのです。ただ仏であることを自覚しないがために、凡夫の生活をやっているわけです。浄土他力の教えでいえば、皆ことごとく阿弥陀《あみだ》さまによって救済されているのだ。お互いは一向行悪の凡夫だけれども、お念仏を唱えて、仏力を信じさえすれば、いや、信じさせていただけば、この世は菩薩《ぼさつ》の位、往生すればすぐに仏になるのだ、というのですから、そ
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