ん。かくてこそ、はじめて無所得[#「無所得」に傍点]の意味も、自然に理解されるのであります。
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第九講 恐怖《おそれ》なきもの
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菩提薩※[#「土へん+垂」、第3水準1−15−51][#(ノ)]。
依[#(ルガ)][#二]般若波羅蜜多[#(ニ)][#一]故[#(ニ)]。
心[#(ニ)]無[#(シ)][#二]※[#「よんがしら/圭」、第4水準2−84−77]礙[#一]。
無[#(キガ)][#二]※[#「よんがしら/圭」、第4水準2−84−77]礙[#一]故[#(ニ)]。
無[#(シ)][#レ]有[#(ルコト)][#二]恐怖[#一]。
遠−[#二]離[#(シテ)]顛倒夢想[#(ヲ)][#一]。
究竟涅槃[#(ス)]。
[#ここで字下げ終わり]
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すでに私は、『心経』の無所得、すなわち所得なしということをお話ししておきましたが、この無所得の境地は、こういうふうにいい表わしたらよくわかるかと存じます。
こころの化粧[#「こころの化粧」は太字] かつて私は宅が狭いので、書斎が兼客間でした。応接間でお客と話
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