とめもないメランコリーに身をまかせてしまいました。私がたよりをしなかったのはそのためでした。赦して下さい。私は手紙もかかず書物も読まず、立ったりすわったり心も落ち付かず、いろいろなことがかなしくかなしくなりました。私は三年前の夏のようになるのではないかと不安になりました。私の運命の拙ないこと過去の生涯の冷たい後悔、人の頼みがたきこと、今の私の弱いからだや心のなかのエゴイズムの嫌悪やまた、将来にも何の温かい花やかな希望もたわむれず、ただ忍耐せねばならない永い永い日がつづいているように思われたりして、私はかなしく、恨めしくなりました。私はこんどでいかに私が自らを意志をもって支持しているのかを知りました。その意志を弛める時私はかなしみに敗けてしまうのです。私はどうしても自分の運命を淋しい、かなしいものに思わずにはいられません。この二十日のあいだ、私はそのように望みのない思いに打ち沈んで、妹や母にも心配をかけました。教会に行っても、いやなところばかり目につくし、私はついに十七日の朝急に、庄原から八里ほど山の奥にある帝釈《たいしゃく》という村に参りました。家がのがれたく、人のいないところで心を整
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