第四場

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舞台、第二場に同じ。夜。仏壇にあかあかと灯明がともっている。行灯《あんどん》の灯影《ほかげ》に弟子衆《でししゅう》、帰依《きえ》の武家、商人らつつしみ並びいる。親鸞の寝床のそばに医者侍して脈をとりいる。唯円は枕《まくら》もとに近く侍して看護しつつおり。不安の予感一座を支配している。
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親鸞 (目をつぶり、小さき声にて語る。あたり静かなるためその声は明らかに聞き取らる、言葉は時々夢幻的となり、また独白のごとくになる)だから皆よくおぼえておおき、臨終の美しいということも救いの証《あかし》ではないのだよ。わしのように、こうして柔らかな寝床の上で、ねんごろな看護を受けて、愛する弟子たちにかこまれて、安らかに死ぬことができるのは、恵まれているのだよ。わしは身にあまる、もったいない気がする。わしはそれに相当しているとは思われないのだ。だが、世にはさまざまな死に方をする人があることを忘れてはならないよ。刀で斬《き》られて死ぬ人もある。火の難、水の難で死ぬ人もある。飢えと凍えで路傍にゆき
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