を下へ下りて行った。
間もなく二人は底へ着いた。細い横穴が通じている。それを二少年は辿って行く。
道は案外平坦で山もなければ坂もない。ただ暗いのが欠点である。
二人はドンドン走って行く。
二時間余りも走った頃、行く手に当たって人声がした。
「いよいよ地下の国へ着いたようだな」
「土人どもが騒いでいる」
「気を付けて行こうぜ」「そっと行こうよ」
二人は互いに戒《いまし》め合い、足音を忍んで近寄って行った。
小豆島紋太夫とホーキン氏とが、前後に大敵を引き受けて進退全くきわまったことは、既に書き記したが、さてその後どうしたかと云うに、他に手段もなかったので小豆島紋太夫はオンコッコ軍に向かい、またホーキン氏は地下人軍に向かい、悪戦苦闘をしたものである。
ワッワッという叫び声、悲鳴、掛け声、打ち物の音、狭い地下道は一瞬にして地獄のような修羅場となったが、その中で紋太夫は十五人、ホーキン氏は十人の敵を生死は知らず切り伏せた。
これには土人軍も辟易したが、ド、ド、ド、ドと一度に崩れを打ち、元来た方へ引き返したが、しかしすっかり逃げたのではなく、一時退却したまでである。
こなた二人
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