集まった。
 ジョン少年はどこへ行ったのであろう?
 ゴルドン大佐はバタチカンを捉らえ、いろいろのことを訊いて見た。
「実は俺達は土人軍を追って、島を縦横に駈け廻ったところ、不意に一時にその土人達が姿を隠してしまったのだ。まるで地の中へ吸い込まれたようにな。……この島には地下へ通う抜け穴のようなものがあるのではないかな?」
「はい、抜け穴がございます」
「おおあるか! どこにあるな?」
「しかも三つございます」
「おお、そうか、教えてくれ」
「一つは社殿にございます」
「ナニ、社殿? 社殿のどこに?」
「はい床下にございます」
「それは少しも気が附かなかった」
「それからもう一つは林の奥の窟《いわや》の中にございます。しかしここからは、容易のことでは地下の世界へは行けません。迷路が作られてありますので」
「で、もう一つはどこにあるな?」
「はいこの島の裏海岸の荒野の中にございます」
「さてはそこから逃げ込んだものと見える」
「恐らくさようでございましょう」
「地下の世界とはどんな世界かな?」
「恐ろしい所でございます。神秘の世界でございます」

        二十二

 一本足の大烏
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