夏涼
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茅屋階下雖不過三間、夏來而頗涼
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臥月吟詩草屋隈 月に臥して詩を吟ず草屋の隈、
北窗南※[#「片+(戸の旧字+甫)」、第3水準1−87−69]向風開 北窓南※[#「片+(戸の旧字+甫)」、第3水準1−87−69]、風に向つて開く。
清風明月何無主 清風明月何ぞ主なからむ、
嘗賭一身贏得來 嘗て一身を賭して贏ち得来たる。
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(東坡前赤壁賦、「天地之間、物各有主、惟江上之清風與山間之明月、取之無禁、用之不竭。」)
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[#地から1字上げ]六月十四日
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菩薩蠻
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清風明月吟詩臥 清風明月、詩を吟じて臥す。
誰言風月元無價 誰か言ふ風月元と価なしと。
踏怒浪狂雷 怒浪狂雷を踏み、
抛身換得來」 身を抛つて換へ得来たる。」
屋如江上槎 屋は江上の槎の如く、
身是山間蝸 身は是れ山間の蝸。
紫陌九衢傍 紫陌九衢の傍、
獨棲白雲郷 独り棲む白雲の郷。
[#地から1字上げ]六月十四日
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草
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