散らまく惜しも。
[#地から1字上げ]三月二十五日

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原鼎君寄書見論王安石詩、因繙臨川集累日、
偶春闌而花滿城
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投老潛窮巷  老に投じて窮巷に潜み、
姓名世莫知  姓名世の知る莫し。
穿櫺春夜月  櫺を穿つ春夜の月、
誰對半山詩  誰《た》ぞや半山の詩に対す。
[#地から1字上げ]四月一日

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南窓小庭纔二坪餘、頃日青苔殆覆盡、余愛其如天鵞絨、毎倦書、下堂而坐石、細抽雜草、遂不留纖塵
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春霄煙雨後  春霄煙雨の後、
※[#「くさかんむり/出」、第3水準1−90−76]※[#「くさかんむり/出」、第3水準1−90−76]填庭苔  ※[#「くさかんむり/出」、第3水準1−90−76]々たり庭を填むの苔。
慇懃抽雜草  慇懃に雑草を抽き、
間拂緑絨埃  しづかに緑絨の埃を払ふ。
[#地から1字上げ]四月一日

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洛中新居適意多
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此地曾居住  此の地曾て居住、
江山故舊情  江山故旧の情。
行藥鳧堤上  鳧堤のほとりを行薬《かうやく》すれば、
衰楊掃石
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