はとにかく、園田の人格に対しても、そうしたお干渉《せっかい》は無駄だと思った。
するうちに時計が二時をうった。庸三は頭の心《しん》が疲れて来た。目の始終|潤《うる》みがちな葉子も疲れて来た。
「もう遅いから少しお寝《やす》みになって……。」
庸三は肱《ひじ》を枕《まくら》にして横になったが、葉子も蒲団《ふとん》のうえに寝そべった。
「あの人体が大きいのよ。そのくせ※[#「※」は「八」のしたに「儿」+「王」、第4水準2−8−14、258−下−3]弱《ひよわ》いらしいの。胸の病気もあるようなのよ。氷で冷やしたり何かしていたのよ。」
葉子は哀《かな》しげに言った。
ぼそぼそ話しているうちに、いつか障子が白んで来た。
「もう一時間もしたら、あの人のところへ使いをやりますから、一度|逢《あ》って下さらない。お願いしますわ。」
「あの男から何か話させようとでも言うのか。」
庸三はそうも思ったが、やがて葉子は車の丁場《ちょうば》で、園田のところへ使いを頼むつもりで、出て行ったあとで、庸三はあらゆる理由を抜きにしても、この場合葉子の恋愛の相手としての子供の友達に顔を合わせたくなかったので、そ
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