私は今、滅亡しかかつてゐるのです![#「!」は底本では「?」] この世ではもう私の救はれる道がないのです! もう、どうなつても構ひません。私は悪魔の助けを借りに来たのです。ねえ、パツュークさん!」と、鍛冶屋は、やはり黙りこくつてゐる相手を見やりながら、言つた。「私はいつたいどうしたら好いのでせうか?」
「悪魔に用があるのなら、悪魔のところへ行くがよい!」と、パツュークは相手の顔も見ずに団子汁《ガルーシュキ》を貪りつづけながら、答へた。
「それだからこそお邪魔に上つたのです。」とお辞儀をして、鍛冶屋は言葉を返した。「あんたを措いて、悪魔のところへ行く道を知つてゐる者は、この世にはないと思ひますんで。」
パツュークはやはり無言のまま、残りの団子汁《ガルーシュキ》を食ひつづけてゐた。
「どうぞ後生ですから、枉げてもこの願ひを聴き入れて下さい!」と、鍛冶屋は縋るやうに言つた。「豚肉でも、腸詰でも、蕎麦粉でも、それとも、布地にしろ、稷にしろ、そのほかどんな物でも、おいりやうの節には……それあもう大概どなたの処でもよくあり勝のことなんで……さういふ折には、決して物吝みはいたしません。いつたいどう
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