したのでなかつたら、この場に妾の足が吸ひついてしまつて、離れなくなつてもええだよ!」と街路《とほり》のまんなかに一と塊りになつたディカーニカの女房連に混つてゐた、ふとつちよの織匠《はたや》のかみさんが喋り立てた。
「何だと、妾がなんぞや、嘘をついてゐるとでもいふのかい? 妾が誰ぞのとこの牛を盗んだとでも言ふのかい? だあれも妾の言ふことをほんとにしないなんて、妾が誰かを呪つたことでもあるといふのかい?」と、哥薩克の長上衣《スヰートカ》を著こんだ、鼻の先きの紫色をした女が手を振りながら叫んだ。「あのペレペルチハ婆さんが、ちやんと自分の眼で、あの鍛冶屋が首を縊つてをるところを見なかつたといふのなら、妾やもう、いつさい水が飲めなくつても構はないのさ!」
「なに、鍛冶屋が首を縊つたんだと? それあ、とんだことになつた!」と、チューブの家から出て来た村長が、足を停めて、お喋りの連中に擦り寄りながら、言つた。
「へん、火酒《ウォツカ》が呑めなくなつてもと言つた方がよからうよ、この酔つぱらひ婆さんがさ!」と織匠《はたや》の女房が応酬した。「あんたみたいな狂気《きちがひ》女ででもなけれあ、どうして首を
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