素なカフターンから推して、明らかに廷臣ではなかつた。「御身の機智に富んだ筆には持つて来いの好題目ぢや!」
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でつぷりして、少し蒼白めた顔の人物 これはエカテリーナ朝に於て劇作者として活躍したフォンウィージン(1745―1792)のことで、彼は純然たる露西亜喜劇、『旅団長』及び『未丁年者』の両作に依つて文学史上不朽の名を残してゐる。彼の喜劇は人道的精神に立脚し、西欧心酔時代に於ける新旧両タイプの時人の欠点を指摘した諷刺劇で、ゴーゴリ以前に写実主義的精神を以つて書かれた露西亜喜劇として最初のものである。
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「陛下よ、陛下の御仁慈のほど、誠に恐懼の至りにござりまする。されど、少くともこの場合、*ラフォンテーヌの筆ならではと愚考いたしまする!」さう、真珠の釦をつけた人物が、会釈をしながら答へた。
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ラフォンテーヌ(1621―1695) 十七世紀に於ける仏蘭西古典派最大作家の一人で、寓話詩人として知られ、その寓話詩十二巻に依つて不朽の名をとどめてゐる。
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「いえいえ
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