エ
6 季節感 19[#「19」は縦中横] 生物感
7 言語感 20[#「20」は縦中横] 光度感
8 年齢感 21[#「21」は縦中横] 触感
9 韻律感 22[#「22」は縦中横] 粘着感
10[#「10」は縦中横] 方位感 23[#「23」は縦中横] 湿度感
11[#「11」は縦中横] 振幅感 24[#「24」は縦中横] 運命感
12[#「12」は縦中横] 色彩感 25[#「25」は縦中横] 生長感
13[#「13」は縦中横] 金属感
――図解参照を乞ふ
◇
さうして、この「感じ」が一つ一つ認められるとともに、また全体が共鳴《ともな》りして、絶えまない水の流れゆくやうな交響楽を奏するのである。
で、この綜合感と個々の感じとは、即《つ》き、離れ、即き、離れつつ諧調をなし、破調をなして旋回するのだ。
その波紋を作つて進みきたり吾々に呼びかける、香水の表情の幻想の渦は、それぞれに、ある統一のもとに動いてゐる。その幻想の渦の形と色と速度とは、それを感じる者の感情の質量とによつて千変万化することは言ふまでもないが、その限りない変化の中に、なほ分つ
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