てぶつかることになっているんだ。しかもこちらから積極的に、敵の根拠地を襲撃するんだ。戦闘水面は、おそらくマリアナ海一帯であろう」
「ふーん、わが東洋艦隊は印度やシンガポールや香港を空っぽにして日本の主力艦隊にかからにゃ駄目だ」
「もちろんのことさ。しかしこういう場合を考えて、わが東洋艦隊は約三倍大の勢力に補強されてあるから、心配はない。そうして敵艦隊に戦闘をさせておいて、一方わが飛行島戦隊は、戦闘地域の隙を狙って、東径百四十度の線――というと、だいたい硫黄列島とラサ島との中間だが、そこを狙って北上するんだ。そうなると、われわれは明放しの日本本土の南方海面に侵入できるんだ。そこで早速飛行島から爆撃飛行団を飛ばせて、一挙にトーキョーを葬り去るんだ。なんといういい役どころではないか。われわれ飛行島戦隊なるものは、日本攻略戦の主演俳優みたいなものだ。大いにその光栄を感謝しなけりゃならん」
「ほほう、わが飛行島戦隊は、日本攻略戦の花形俳優にあたるのかね。ああそれはすばらしい幸運をひきあてたものだ。さあ、それならここで一つ、景気よく前祝《まえいわい》として乾杯しょうじゃないか」
「よかろう。さあは
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