同じマークのものであった。
一体この不思議なる軍隊は、何国に属しているのであろうか。
彼等は、毒瓦斯《どくガス》たちこめる原頭《げんとう》に立って、いささかもひるむところなく、例の大きな機械の組立を急いだ。
その機械は、間もなく組立てられ終ったものの如くであった。何が始まるか、この機械によって?
そのとき、きーんと高い音をたてて、機械の軸が廻りだした。その軸は、見る見るうちに地中深く伸びていった。この真下には、マイカ地下大要塞の心臓に相当する大発電所があるのであった。その発電所|目懸《めが》けて、この怪しい長軸は、ぐんぐん伸びていくのであった。
ラック大将が、このおどろくべき事態に気がついたときは、例の長軸は、発電所の天井を、もう一息で刺し貫きそうなところまで迫っていたのである。
「た、たいへん。マイカ大要塞の、あらゆる動力が停止するぞ。交通も通信も換気も、戦闘も一切《いっさい》が停《とま》っちまうぞ! こんな莫迦《ばか》げた話があるだろうか」
ラック大将は、恥も外聞も忘れて、大声で怒鳴りつつ部屋中を歩きまわった。
「そうだ、媾話《こうわ》だ。媾話を提議しろ。降服でもいいぞ
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