「一……二……三……」
博士は、ひらりと宙を飛んで、空中でとんぼがえりをすると、床の上にまっすぐ降り立った。
「ああ、これでやっとせいせいした。たまには電気をかけないと、どうも疲れてやりきれないよ」
まるで、あんま[#「あんま」に傍点]かマッサージでも、してもらったというように、博士はにやにやと笑って、腕に力こぶを作り、二三度深呼吸をしていたのであった。
「おい、あの五人の少年は、もう寝たかね」
博士はタオルで、からだの汗をぬぐいながら、機械人間にたずねた。
「はい、もう部屋にかえって寝たと思いますが、見てまいりましょうか」
「きょうはおそいから、もういいよ。しかしあの五人の行動にはちょっとふ[#「ふ」に傍点]におちないところもある。あすからあの部屋に、電臓《でんぞう》をしかけて、その行動をいちいち報告させるようにしてくれ」
「はい。かしこまりました。何にしかけましょうか」
「テーブルか、壁か、そうだ。壁がよかろう。むかしから壁に耳あり、というからな。はっはっは」
博士は、自分のしゃれ[#「しゃれ」に傍点]が、愉快でたまらないというように、両手をひろげて、大声で笑った。
「お
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