理《こうちせいり》が行われた。それと同時に、すべての農具も農業も、機械化された。つまり、耕地は一度みんな一つにして考え、次にそれを機械農具で耕作するのにつごういいように再分割《さいぶんかつ》された。だから、まがった畦《あぜ》を持った耕地はなくなり、また妙な複雑な形をした耕地もなくなった。
だから耕作は二重三重にらくになり、収穫《しゅうかく》は桁《けた》ちがいに増大した。農民たちの働く時間はすくなくなって、自分が自由に使える時間がたくさんできた。その時間を、農民たちは、楽しく音楽の練習に使ったり、読書に利用したり、工作に興《きょう》じたりした。
ある家では、そんなにたくさんの家族が、耕作にあたらなくてもいいというので、若い人たちを都会へ出して、工業方面で働かせることにした家もある。
水をひくこと、太陽熱を利用すること、電気栽培《でんきさいばい》のこと、通信機を備えつけること、運搬用《うんぱんよう》の自動車やヘリコプターを備えつけることなど、これを一つ一つ説明していったら、たいへんな紙数がいるので、ここにはくわしくのべないことにする。
谷博士は、村がすっかりりっぱになったあとで、こ
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