しくなって、たちまち、隊員たちにとりおさえられてしまった。
「はははは、見かけによらない弱虫の大佐どのだ」
隊員たちは、あざけり笑いながら、太刀川の両腕をとって、リーロフの前にひきすえた。
リーロフは、ますますごきげんであった。
「わっははは、貴様は当番の一等水兵マーロンだといったな。潜水兜をきているのでは、どこのどいつか顔が見えない。顔を見てから、話をつけてやる。おい、みんな、はやくこいつの兜をぬがしてみろ」
リーロフは、太刀川の潜水兜に自分のをよせて、ごつんごつんと、いじのわるい頭づきをくれた。
その時、
「ええい!」
はげしい気合が、太刀川の口をついてでた。
彼は、この時のくるのを、さっきから待っていたのだ。
「ああ――」
「うむ!」というさけび。
太刀川は、満身の力を両の腕にこめて、隊員たちにつかまれている腕をふりほどいたのだ。
それはまったくの不意だったから、隊員たちは力をいれなおすひまもなく、ふりとばされてしまった。そのうえ、ごつーんと、はげしく仲間同士の鉢あわせ。頭がくらくらとした。
と同時に、
「やったな、こいつ!」
「なにを!」
という声、はげしい
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