どんどん、どんどんどん。かあちかち、かちかちッ。
 にぎやかに山を登っていった一行は、生駒の滝の前に焚火があるのを発見し、それに力を得て近づいてみると、当の春木君が火のそばで、いい気持にぐうぐう睡っているのを見出し、やれやれよかったと、胸をなで下ろした。
 二人は、もう一度叱られ直して、山を下り、無事にめいめいの家へはいった。
 その翌日になると、二人のことは町内にすっかり知れわたり、学校からは受持の先生が見えるというさわぎにまでなって、ふだんはのんき坊主の二人もすっかりちぢこまってしまった。
 生駒の滝事件のことは、二人の口からもれたので、遂には警察署にまで伝わり、その活動となった。二少年も証人として現場へ同行した。
 機銃弾は発見されたが、血だまりは雨に洗われたためか、はっきりしなかった。
 ヘリコプターがとんできて、空中|吊上《つりあ》げの放《はな》れ業《わざ》をやったことは、牛丸少年の話だけで、それを証明するものがなかった。この次に、そういうものが飛んでいるのを見たら、気をつけることに申合わせができただけだ。
 春木少年は、戸倉老人からゆずられた黄金メダルなどのことについては、
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