……?」
少年たちはギョッとしたように、暗闇のなかで顔見合せたが、
「それにしても、いまごろどこへいくつもりだろう」
と、田畑君が訊ねた。
「ひょっとすると、万国堂めざしてやってくるかも知れないよ。牛丸君。横光君」
「春木君、なんや」
「君たち二人は万国堂の表のほうを見張ってくれたまえ。それから、小玉君と田畑君は、万国堂の裏口の見張りをしてくれたまえ」
「よっしゃ。わかった。しかし、春木君。君はどうするんや」
「ぼくはここにのこって、この窓から万国堂を見張っている。もうそろそろ、警部さんがくる時分だから、みんな早くいってくれたまえ」
「よっしゃ、春木君、気をつけたまえよ」
「大丈夫《だいじょうぶ》、君たちこそ気をつけたまえ。警部さんがくるまで、むやみに手だしをするんじゃないよ」
「わかった。わかった。さあ、みんないこう」
牛丸平太郎を先頭に立てて、四人の少年がバラバラとビルディングからとびだしていったあとには、春木少年がただひとり、暗い応接室にとりのこされた。窓のそばによってみると、ブーンブーンというヘリコプターの爆音は、いよいよこちらへちかづいてくる。下をみると、万国堂はあいか
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