議な小男ではないか。
小男は全身に、縫いぐるみみたいな黒い服をぴったりつけていた。そして、頭には服にぬいつけた三角型のトンガリ頭巾《ずきん》をスッポリかぶり、顔には大きな仮面《かめん》をつけていた。だから、顔はサッパリ見えなかったが、その気味悪さといったら、筆にも言葉にもつくせないほどだった。
小男は猿《さる》のように花瓶のふちにしゃがんだまま、しばらくあたりをうかがっていたが、やがて、ひらりと音もなく床《ゆか》のうえにとびおりた。
春木、牛丸の二少年は天窓のうえから、手に汗握って、この様子を見つめているのである。
奇怪な男と猫女《ねこおんな》
ああ、奇怪なる男、猿のような男――
いつか机博士が、六天山塞《ろくてんさんさい》の頭目《とうもく》、四馬剣尺《しばけんじゃく》の姿を、レントゲンで透視《とうし》したことがあったが、それは脚にながい竹馬をゆわえつけた小男であった。ところがそののち机博士が、頭目の脚にさわってみたところ、それは竹馬などではなくて、まぎれもなく人間の脚であった。
机博士は、矛盾《むじゅん》するふたつの発見にびっくりしたが、今宵《こよい》チャンウー
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