から、メダルの写真とか、関係書類とかを、ちゃんと保存してあるにちがいないんだが、どうも見あたらないなあ)
 机博士は、チャンフー号の店で、秘密に撮影した三日月形の方の黄金メダルの半ぺらの写真を持っている。もし頭目の部屋に、頭目が猫女にとられた、扇形《おうぎがた》の方の半ぺらの写真を持っているなら、それを手に入れたいと思った。そして両方をつきあわせてみるなら、この黄金メダルの秘密も解《と》けるにちがいないと考えたのだ。(なにも、生命をまとにして、本ものの黄金メダルを手にいれないで、写真さえあれば、たくさんなのだ。そこに彫《ほ》りつけてある暗号を解きさえすれば、大宝庫《だいほうこ》の場所が分るにちがいない。おれは頭目などより、一枚|役者《やくしゃ》が上なんだ)と、博士は思っている。
 だが、いよいよ探してみると、ここぞと思った黄竜の間に、思う品物がないのである。博士はくやしくてならなかった。腕組《うでぐみ》をして考えこんだとき、
「手をあげろ。横着者《おうちゃくもの》め」と、はげしい叱《しか》り声が、入口の方からひびいた。いつの間にか黄竜の幕をかきわけ、四馬頭目の巨体《きょたい》が、長袖《
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