に任ぜられた。
それからカコ技師に、タクマ機関士、それに正吉少年の四名だった。
ところがコックのキンちゃんが、ぜひつれていってくれといってきかない。ことに、彼は正吉少年の身の上を心配して、正吉が行くところへは、ぜひ自分を護衛者《ごえいしゃ》としてやってくれと、隊長へ熱心にねがった。
そのあげく、キンちゃんの願いは、ついにゆるされた。正吉とキンちゃんとは大よろこびで抱《だ》きあった。
「それでは、行ってきます」
と、カンノ博士は、さすがに顔をかたくして、マルモ隊長以下に別れのことばをのべた。
「成功をいのる。みんなの運命が、君たちの行動にかかっているんだから、自重《じちょう》してくれたまえ」
マルモ隊長は、そういって、目をまたたいた。
一行五名は出発した。
のこる隊員は、やはり怪塔への監視をゆるめなかった。もし塔内から何者かあらわれた場合にはすぐ信号をもって、カンノ偵察隊へ知らせることに、手はずができていた。
だが、怪塔はしずまりかえっていた。いつまでたっても、ネズミ一匹も出てこなかった。それだけにますます気味がわるくてしょうがなかった。
あまり遠い道のりでもないので、
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