その一例だが君たちではなく、もっと身体の形のちがった者が来たこともある。彼らは、ながくいなかった。みんな帰ってしまった……彼らは、われわれの仲間をつれていった。それっきり、帰ってこない。君たちは、そういうわるいことをしないようにしてくれ……めずらしい、うまいたべものをたくさん、われわれにくれ……」
水棲魚人からはこんなことしかきくことができなかった。
しかしこのかんたんな返事の中からも、重大な発見がいくつかあった。
すなわち、光る怪塔は、はじめて見るものであるということ。
人類以外の生物が、今までに、この付近へ着陸したことがあること。
この二つは、非常な重大なことであった。大警戒が必要となった。あの怪塔から、人類以外の生物がとびだしてくる可能性は十分にあるのだ。そのときマルモ探検隊が最悪の危機をむかえることは、今さら覚悟をあたらしくするまでもないことだった。
このへんで、マルモ隊長は、はらをきめなくてはならない。
意外な正体
ついに、決死の偵察隊が、光る怪塔のところへ派遣《はけん》されることになった。
その人選は、マルモ隊長がした。
カンノ博士が偵察隊員
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