カンノ博士一行は、やがて光る怪塔に近づくことができた。
そばへよって見ると、いっそうすばらしい建造物であった。
しーんとしている。ただ塔は、青白く光っている。
塔のまわりをまわった。塔には、窓もないし、入口らしいものもない。ただ円柱《えんちゅう》がより集まって、高い塔をつくっているだけだ。
「文字みたいなものがありますね。一階が二階につくところですよ。たしかに文字だ」
そういったのは、正吉だった。
それは装飾《そうしょく》のように見えた。しかし、正吉のいったように、文字だと思ってみると、文字のようでもあった。アルファベットなのである。
「なるほど、これはふしぎだわい」
カンノ博士も、急に目をかがやかせて、それを見上げた。
文字は、へこんでいた。それが熱のために摩滅《まめつ》したと見え、文字として残っていたのだ。
「なんの文字? 人間の使う文字かい」
キンちゃんが正吉の腕をゆすぶる。
「アルファベットだよ。人間の使う文字だ」
「そうかい。なんだ、おどろかされたね。それじゃ、この塔は地球からとんで来たものじゃないか。中には、うんとごちそうが入っているんだろう」
キンちゃん
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