》に引返して行った。
 日本艦隊の加古《かこ》、古鷹《ふるたか》、衣笠《きぬがさ》以下の七千|噸《トン》巡洋艦隊は、その快速を利用し、那智《なち》、羽黒《はぐろ》、足柄《あしがら》、高雄《たかお》以下の一万噸巡洋艦隊と、並行の単縦陣型《たんじゅうじんけい》を作って、刻々《こくこく》に敵艦隊の右側《うそく》を覘《ねら》って突き進んだ。
 その背後には、摩耶《まや》、霧島《きりしま》、榛名《はるな》、比叡《ひえい》が竜城《りゅうじょう》、鳳翔《おうしょう》の両航空母艦を従《したが》え、これまた全速力で押し出し、その両側には、帝国海軍の奇襲隊の花形である潜水艦隊が十隻、大胆にも鯨《くじら》の背のような上甲板《じょうかんぱん》を海上に現わしながら勇しく進撃してゆくのであった。
 そのまた左翼にやや遅れて、我が艦隊の誇るべき主力、旗艦|陸奥《むつ》以下|長門《ながと》、日向《ひゅうが》、伊勢《いせ》、山城《やましろ》、扶桑《ふそう》が、千七百噸級の駆逐艦八隻と航空母艦|加賀《かが》、赤城《あかぎ》とを前隊として堂々たる陣を進めて行くのであった。
 別動隊の、大型駆逐艦隊は、やや右翼前方に独立して
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