ピタリと、丸の内の中心に落ちた。
「ううん――」
照準手は、把手《ハンドル》を、カチャリと、下に引いた。微かに、船体が、グッと持ちあげられたように感じた。三個の重爆弾が、発射孔《はっしゃこう》を通って、サーッと、落下して行った。
一秒、二秒、三秒――
地上に、パッと、ダリアの花が、開いたように感じた。真黄《まっきい》ろな、燦然《さんぜん》たる、毒々しい華《はな》だった。そこへ、
「だ、だ、だーン、だーン」
と、眼の醒《さ》めるような大きな音がして、船体が、ギシギシと鳴り響いた。
続いて、第二弾、第三弾――
爆弾室は、見る見る裡《うち》に、空っぽになって行った。
「ううん、美事な命中率だ。素晴らしいぞ、照準手!」船長は紅蓮《ぐれん》渦《うず》を巻いて湧きあがる地上を見て、雀躍《こおど》りせんばかりに、喜んだのだった。
「いよいよ、敵の戦闘機が、現れましたぞッ」モンストン少佐は、ゴンドラの窓から、空中に、パッ、パッと、赤い息を吐きだすような機関銃の乱射ぶりを、注目した。
地上からは、噴水のように、青白い光芒《こうぼう》を持った照空灯が、飛び上ってきた。ゴンドラの、防弾|硝子《
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