までに、俺の計画をすっかり話してやらあ」
 ギイッ、ギイッ
 とフランソアとラルサンのこぐ櫂《かい》が、深みどりの水面を破って、白い小さい泡をまき起すあたりに、七色の美しい小魚がたわむれていた。
 ボートは珊瑚礁《さんごしょう》の海を気持よくすべってゆく。
 もう夕方に近かった。太陽はすでに島かげにかくれている。東の空が入日を受けてあかね色にそまっていた。
「あすこにつく頃には薄暗《うすぐら》くなる頃だ」
 舵《かじ》をとりながら、モレロは話をはじめた。顔のきずあとが、一だんとものすご味《み》を加えてきた。
「俺たちはこっそりと、奴等の巣にしのび寄って行くんだ」
「卵をとるんですかい」
「卵じゃねえ、宝ものだ」
「宝物《たからもの》、恐竜の宝ものですかい」
「恐竜が、宝物なんかもっているものか、海賊ブラック・キッドの宝物だ」
「げっ、ブラック・キッドの」
 フランソアがたまげたようにさけんだ。
「しっ、大きな声を出すな」
 ラルサンも眼玉が飛び出るように眸《ひとみ》をひらいていた。フランソアなどは、大きな口をあけっぱなしにして驚いている。
「俺はちゃんと知っているんだ。今度の探検は、表
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