ねかえって、ガンガン大きくこだました。ラツールが、手をふった。
恐竜と闘《たたか》う
それから船の検査がはじまった。
まず舵《かじ》は大丈夫使える。船底はかなり傷《いた》んではいるが、水のもれる心配はまずない。帆は完全といってもよい位に保存されている。小船《ボート》も頑強《がんきょう》な奴が積んであり、難船の時の用意も出来ている。
つめたいこの洞穴《ほらあな》の中に保存されているということは、たとえば冷蔵庫の中に貯蔵されたのと同じ効果を生じたものらしい。ふしぎなほど何百年もの前のものが、そのまま使用できた。
ラウダの洞穴から、わずかだが、食料と飲料水がはこびこまれた。
船長室のあたりはさすがに気味が悪かったが、あとはすこぶる快適《かいてき》であった。
「このままで潮にのってみよう。船がどんな方向へ出るかは、運命の神にまかせることにするより手がないからな」
その夜、一同は甲板の船首の方にあつまって寝ることにした。
「海岸にまたせてある連中をどうするかな」
「まず海に出てからの問題にしよう。僕らがすっかり安全とわかったら救助に行ってもおそくはあるまい」
ダビット
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