うした」
ポチは尾をふっている。ぶじに任務をはたしたといった誇《ほこ》り顔である。
玉太郎はポチの靴下をほどいた。
やっ、別の手紙が入っている。
「一同の無事なることを知って喜びにたえない。こちらでツルガ博士とネリ親子と自分は諸君の帰りをまっている。セキストン伯の連絡はない。モレロと二人の水夫フランソアとラルサンは行方不明だ。ともかく諸君の帰ることを我々は待っている。上陸地点から動かぬことを約束する。おそらくこの便りは仕事を十二倍もする愛すべき小さい犬によってケン及びその友達のもとに到着すると確信している。故《ゆえ》に二十四時間の間、我々はここにまっていることにしよう。マルタン」
玉太郎はこの手紙を読んでおどり上った。
「ラツールさん。ケン小父さん、ダビットさん、張さん、それからラウダさん。みんな起きた、起きた、大事件《だいじけん》だ」
そうさけびながら玉太郎は空缶《あきかん》をガンガンと打ちならした。
「おい玉太郎の玉ちゃん、どうしたんだい」
ラツール記者が第一に眼をさました。
「恐竜がやって来たのかい」
そういってとびおきたのはダビットだった。
「落ちついて、落ちつい
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