きた船は、第一回のセキストンの探検隊と同じ運命をたどったんだ」
「え、じゃ、また恐竜にやられたんですか」
「そうだ。僕らはこの島に取りのこされてしまったんだよ。君の兄弟になったまでさ」
「……」
 ラウダは手にしていた湯呑みの缶をカラリと落した。その缶はカラコロリンと音をたて、ラツール記者の方にころがってきた。誰もそれをひろう者はいなかった。又誰も言葉なくだまり続けるばかりだった。


   ポチよ大手柄《おおてがら》だ


 一同はラウダの洞穴《ほらあな》で十分に休養をとった。海岸にのこっている連中に、自分たちがぶじでいることを知らせて安心させてやりたいと思ったが、まず体の疲れをとることが第一だった。
「おい、ポチ、お前は伝令《でんれい》が出来るね」
 玉太郎がポチに言った。ポチの首輪に手紙をつけて、みんなのところへ使いにやれば、みんなも安心するだろう。
「玉ちゃん、そいつは無理だよ。いかにポチが名犬だといっても、伝令の役は出来ないよ」
「でもラツールさん。ポチはとっても利口なんです」
「それだったら、すぐに君の危険なことを知って、僕に伝えてくれるはずだ」
 玉太郎はなんとも返事のし
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