動するわけで、そこには侵略の意志が全然ないことが、くりかえしカビ博士によって説明された。
「それみたまえ、オンドリ君。僕がかねがねいったとおりだ。君らこそむしろ頭を切りかえなくてはならない。われわれヤマ族は、もう野蛮な侵略なんてことは、すこしも考えていないんだ。これだけの楽しい社会を持ち、これだけの豊かな資源と科学技術を持っているわれわれが、不正の手段でもって、これ以上の幸福を得ようとは思わないのだ。今こそ分ったろう。え、どうだい、オンドリ君」
僕は、前のようなざっくばらんの態度にかえって、オンドリにいった。
オンドリは、大きな頭を、すこし上下にふって、ようやく話が分ったらしい様子だった。
「そのとおりです、オンドリどの」
とカビ博士は力をこめていった。
「さあ、笑ってください。これまでの不快なことはすべて忘れて下さい。一時でもいいから忘れてください。そして一刻も早く救援作業を始めようではありませんか。あなたがたは、ぜひその先頭に立ってください。そして、あなたがたのことばで、あなたのお国の方々を、まず安心させてください」
「ありがとう。どうか、そうしてください」
頑固だったオン
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