植物はうんと生えているじゃないか。日本だって原始林があるし、焼けあとのほかはどこへいっても青々している。熱帯なんかへ行くと、まったく草木におおわれてしまって、植物の世界みたいだ。それを話せば、教授だって喜ぶよ。第一、ここから地球は近いし、第二に地球の上には植物がうんと生えていることは、ぼくたちが見て知っているのだから――」
「よし、わかった。それをいってみよう」
 二少年の話はきゅうにきまって、このことをカロチ教授にあって、くわしく話をした。
 教授は、「それは考えないでもなかったが、地球の植物は、われわれの欲しているものとはすこし種類がちがうんだがね」と少ししぶっていたが、その日一日よく考えてみると、返事をした。
 その翌日、教授はきげんのいい顔で二少年のところへやってきて地球へいくことにきめたといった。アフリカと南米とニューギニアに、自分たちのほしいものがそうとうあるから、それを採取した上で、またつぎの宇宙旅行を考えるのだといった。これを聞いて、二少年はとびあがって喜んだ。
「しかし心配なことがある。われわれは小さな乗物に乗ってならたびたび、地球へいったことがあるが、小なりといえど
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