はしゃべれますが、乱暴な日本語をしゃべることができないのでしょう。
「なんだ、白状しろって。あっはっはっはっ、あまり俺を笑わせるない。ここは日本の領土ではないか。貴様たちこそ、こんなところで一体なにをしているのだ。さあ、それをまず俺に話すがいい」
小浜兵曹長は仁王《におう》のように突立ち、敵方の大将株らしい白人をぐっとにらみつけました。
敵方は、すこしうろたえはじめました。
3
「さあ、話せ。貴様たちこそ、日本の領土内で、なにをしているのか」
小浜兵曹長のおごそかな言葉に、兵曹長をおそった敵方は、いよいよもじもじしはじめました。
「どうだ、悪いと思ったら降参せよ。おとなしくすれば、なんとか助けてやろう」
と小浜兵曹長は、あべこべに敵方をのみこんでいます。
すると敵方の大将株らしい白人が、なにごとか、変な言葉でかけ声をかけました。
「うん、来るか」
敵方は、目を猿のようにひからせ、ふたたびじりじりと兵曹長の身ぢかくにせまってきました。
「アナタ、動くとあぶない。これが見えませんか」
敵の大将株の白人が、いきなりピストルを兵曹長の方につきつけました。
ピストル
前へ
次へ
全352ページ中241ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
海野 十三 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング