もっているうちに、ついに麻綱は、赤い焔をあげてめらめら燃えだしました。

     7

 さあたいへんです。
 怪塔ロケットと青江機とをつなぐ麻綱が、めらめらと燃えだしたものですから、さあ、たいへんなことになりました。
 小浜兵曹長は、本隊司令へ無電報告をするため、電鍵をたたきつづけていましたが、このありさまを見て、
「うむ、やっぱり燃えだしたか。怪塔ロケットは、こっちの飛行機をきり離して逃げていく気だぞ。もういけない。おい青江、エンジンをかけろ。大いそぎだ!」
 と、ふたたびエンジンをかけて飛行の用意をいいつけました。
「はい、エンジンをかけます」
 青江三空曹は、すぐさまその命令をくりかえして発火装置をまわしました。
 すると、ふたたびばくばくたるエンジンの音がきこえだし、機体がぐっとうきあがってまいりました。
「おい青江、麻綱はいよいよ切れそうになったぞ。用意はいいか」
「は、はい。もう大丈夫、飛べます」
 といっているとき、いままで怪塔の舵の上をしばっている麻綱や、錨の方ばかり気をくばっていた怪塔王は、このとき身がまえをやりなおして青江機の方にふり向きました。
「おや、上官。
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