のであった。(第七図)
[#ここから罫囲み]
[第七図]
※[#丸5、1−13−5]
8□
_______
74□)□□□□□□
□□□2
―――――
□9□□
□74□
―――――
□□4□
※[#丸6、1−13−6]富山市公会堂事務所ニ置カレタル「オルゴール」時計ノ文字盤。商標ノトコロニ星印アリ
[#ここで罫囲み終わり]
□□4□と、第五段めの四桁数字が出てきた。これを QR4S と記号をふった。
この辺で大概決ってしまうであろうと思って調べてみた帆村は、大きい失望を経験しなければならなかった。なんの新しい決定もないのであった。F=M であったように、G=S であるが、さてそれが如何なる数字であるか分らぬ限り、なんにもならない。
「早く富山に行ってみなければ駄目だ」
と帆村はアシベ劇場の休憩室で、大きな欠伸《あくび》を一つした。
とうやら次の富山がゴールのようである。なにごともそこで決りがつくのだ。
帆村はふらふらする身体を立てなおしながら、日本空輸へ電話をかけた。
「もし、富山行きの旅客機
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