ぐるとまわっていた。それが、三つの輪になってまわっていた。なんだか、太陽のまわりを地球や火星などがまわっているのに似ている。
「これはなんという原子ですか」
「酸素の原子です」
「おやおや、これが酸素ですか」
「ウラニウムの原子は見えませんか」
「ウラニウムは、ここにはないから、見えません。ウラニウムは、外をまわっている電子が九十二個あって、それが十七の軌道《きどう》に分れてまわっています。もちろんウラニウムの原子核はずっと重いです。水素の核の二百倍ぐらいあります」
「ポーデル博士。これより小さい世界はないのですか」
「ありませんね。これが極微《きょくび》の世界でございましょうね」
「もっと、いろいろの原子をのぞいてみたいわ」
「ああ、それはこの次にしましょう。じつは、これからたいへん遠いところへ旅行にでかけるのです。早くいかないと間にあわないかもしれません」


   太陽系横断


「たいへん遠いところというと、どこですか」
「先へおしえましょうか。これから、大宇宙のはてまでいってみましょう」
「えっ、大宇宙のはてですって。なるほど、これは遠いや。一番遠いところだ」
「どのくらい遠
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