遊《あそ》んで居《ゐ》ました。百舌《もず》は雄鷄《おんどり》の方《はう》を見《み》ては笑《わら》ひました。そこへ鶸《ひは》も舞《ま》つて來《き》ました。鶸《ひは》は雄鷄《おんどり》の方《はう》を見《み》て、百舌《もず》と同《おな》じやうに笑《わら》ひました。何度《なんど》も何度《なんど》も雄鷄《おんどり》は木《き》の枝《えだ》へ上《のぼ》りまして、そこから飛《と》ばうとしましたが、その度《たび》に羽《はね》をばた/″\させて舞《ま》ひ降《お》りてしまひました。
百舌《もず》には笑《わら》はれる、鶸《ひは》にも笑《わら》はれる、そのうちに雄鷄《おんどり》は餌《え》を欲《ほ》しくなりましたが、林《はやし》の中《なか》にある木《き》の實《み》や虫《むし》はみんな他《ほか》の鳥《とり》に早《はや》く拾《ひろ》はれてしまひました。誰《だれ》も雄鷄《おんどり》のために米粒《こめつぶ》一《ひと》つまいて呉《く》れるものも有《あ》りませんでした。でも、この雄鷄《おんどり》は若《わか》かつたものですから、どうかして飛《と》んで見《み》たいと思《おも》ひまして、木《き》の枝《えだ》へ上《のぼ》つて行《い》
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