》の振《ふ》る竹竿《たけざを》の先《さき》についた古《ふる》い手拭《てぬぐひ》か何《なに》かの布《きれ》でした。鷹《たか》の羽音《はおと》でもあるやうに唸《うな》つて來《き》た音《おと》は、その竹竿《たけざを》を手《て》にした人《ひと》が口端《くちばた》を尖《とが》らせてプウ/\何《なに》か吹《ふ》く眞似《まね》をして見《み》せた聲《こゑ》でした。
鳥屋《とや》で捕《と》れる小鳥《ことり》は、一朝《ひとあさ》に六十|羽《ぱ》や七十|羽《ぱ》ではきかないと言《い》ひました。この小鳥《ことり》の捕《と》れる頃《ころ》には、村《むら》の子供《こども》はそろ/\猿羽織《さるばおり》を着《き》ました。急《きふ》に降《ふ》つて來《き》て、また急《きふ》に止《や》んでしまふやうな雨《あめ》も、深《ふか》い林《はやし》を通《とほ》りました。
四八 爐邊《ろばた》
爺《ぢい》やが山《やま》から茸《きのこ》を採《と》つて來《き》たり、栗《くり》を拾《ひろ》つて來《き》たりする頃《ころ》は、お家《うち》の爐邊《ろばた》の樂《たの》しい時《とき》でした。
爺《ぢい》やは爐《ろ》で栗《くり》を燒《や》
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