、高《たか》い空《そら》の方《はう》までよく徹《とほ》りました。それを聞《き》きつけた小鳥《ことり》の先達《せんだつ》が好《い》い聲《こゑ》に誘《さそ》はれて降《お》りて來《き》ますと、他《ほか》の小鳥《ことり》も同《おな》じやうに空《そら》から舞《ま》ひ降《お》りて來《き》ます。
その時《とき》、降《お》りて來《き》た小鳥《ことり》をびつくりさせるものは、急《きふ》に横合《よこあひ》から飛出《とびだ》す薄黒《うすぐろ》いものと、鷹《たか》の羽音《はおと》でもあるやうなプウ/\唸《うな》つて來《く》る音《おと》です。
『これは堪《たま》らん。』
と小鳥《ことり》の先達《せんだつ》は張《は》つてある網《あみ》の中《なか》へ飛《と》び込《こ》みます。他《ほか》の小鳥《ことり》もあはてまして、みんな網《あみ》の中《なか》へ飛《と》び込《こ》みます。鳥屋《とや》で捕《と》れる小鳥《ことり》はこんな風《ふう》にして網《あみ》にかゝりますが、小鳥《ことり》をびつくりさせたのは他《ほか》のものでも有《あ》りません。横合《よこあひ》から飛出《とびだ》した薄黒《うすくろ》いものは、鳥屋《とや》で人《ひと
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